為替の相場は、大きく崩れることがあっても「理屈を知っている投資家」にとっては、意外とありがたい仕組みだ。
特に、高金利通貨は長期で保有するとスワップのおまけがついてくるが、多くの売りポジションを保有すると、逆に金利を支払うことになる(通貨によってはこの逆)。
だから、長期の下落トレンドの最中に金利が低下することはトレーダーにとってはダブルボーナスといっても大げさではない。
上がってもよし、下がってもよし。これが為替投資の面白いところ。
さて、オーストラリアドルは思い切ったところまで下げた。もちろん、円に対して、全ての通貨が極端な動きをしているが、株の下落はとどまることころをしらない。
この米国金融システムの崩壊と世界恐慌。米のブラックマンデーと日本のバブル崩壊後、これだけ早くに世界同時暴落が訪れるとは誰も思わなかっただろう。
私たちは、このような状況に直面し経験していることは、必ず将来役に立つだろう。
ビギナー投資家であれば、この恐ろしく荒い市場を遠くで眺めること。これも投資の戦略といえる。常に相場に立ち向かう必要は全くない。
よく勘違いされることに、次のようなことがある。
これだけ下がったから「ここで買い」ポジションを持っていないと、もうけ損ねる。
ドルが100円を割り込んだからチャンス。
このような買い物を私たちは「衝動買い」と呼んでいる。
そして、このように焦って投資してしまう人は決まって「投資メンタル」が備わっていない。
このブログでも常に伝えている「投資メンタル」。為替の値ごろ感などトレードには全く必要ないことを理解できないと、いつまでたっても「ロスカット」地獄から抜け出せない。
ドルが90円になろうと、120円になろうと、「買いのタイミングと売りのタイミング」は必ず何度も訪れる。
それを、どれだけすくい取ることができるかが。特にビギナー投資家にはそれが重要。(読み取るではなく、すくい取る)
ただ、これだけ下落した相場では、なかなか「すくい取る」ことが難しいかもしれない。今は、ファンダメンタルズといっても、景気が上向くかどうかなど気にする必要はない。
ポイント的な米大手企業の決算や重要指標の発表を慎重に見ることが必要不可欠。そこに、中期と短期のチャートを重ね、数日の流れにあわせたオシレーターテクニカルがあれば十分対応できる。
資金に余裕がない投資家は、やはり見学がおすすめ。ただし、しっかり値動きを観察すること。本当に、これだけの経験はなかなかできないのだから。
オーストラリアドルは年単位の最重要ラインを抜けてしまった。一般的な値動きを考えると、ほぼドル/円に連れ、反発で少々上昇を見せる。
今後の問題は、豪州の指標と米ドル、米株の下落が続くこと。そして、ニュージーランドドルに打撃が及ばないこと。があげられるが、それよりも2000年の同じ時期に勃発した暴落の水準まで落ちる可能性も出てきたこと。
本日も異常な水準まで落ち込んだが、今後の注意ラインを書き込んでおく。
本日の最安値 63.25円辺りにしっかりと太いラインを引いて、これを抜けないか観察すべきだ。それを抜けた場合は下記のラインを参考に。
62.25円
58.85円
56.05円 (ほぼ、通貨崩壊)
大負けしているビギナーにもう一度!
売買を休んで相場をにらみつけろ!
それも立派な投資家行動である。
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2008年10月23日
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